「とくとく・ぶぶぶ」がSIIの省エネ補助金対象設備として正式登録されました

このたび、株式会社エイブルが開発・提供する嫌気性排水処理装置「とくとく・ぶぶぶ」が、経済産業省の「令和6年度補正予算 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」(通称:SII省エネ補助金)の【先進設備・システム補助対象設備一覧】に正式登録されました。

本補助金制度は、カーボンニュートラルに向けた企業の省エネ・脱炭素の取り組みを強力に後押しするものであり、その対象設備として登録されるには、技術的な省エネルギー効果、実効性、導入実績、独自性など多方面にわたる厳しい審査をクリアする必要があります。今回、「とくとく・ぶぶぶ」は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)による審査を経て、その“先進性”が認められました。

この登録により、「とくとく・ぶぶぶ」を導入する事業者は、条件を満たすことでSIIが提供する補助金の申請対象となり、最大で補助率1/2(中小企業)、補助上限15億円(複数年度申請時は20億円)といった非常に手厚い支援を受けることが可能です。

とくとく・ぶぶぶとは?

「とくとく・ぶぶぶ」は、従来の嫌気性排水処理装置では適用が困難とされていた食品工場などの複雑な排水に対応することを可能にした、株式会社エイブル独自開発の排水処理システムです。
通常、嫌気性処理は反応時間の長さや排水特性の制限により、食品系排水に適用が難しいとされてきました。しかし、「とくとく・ぶぶぶ」では、分離・可溶化・条件調整という工程を組み合わせることで、従来では処理できなかった複雑な成分(油脂・でんぷん・たんぱく質など)を効率よくメタンガスへ変換可能とし、エネルギー回収・温室効果ガス削減・汚泥発生量の低減を同時に実現しました。

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排水処理で補助金活用をお考えの方へ

SII補助金の詳細については、当社のブログでもわかりやすく解説しています。
特に排水処理設備においては、「省エネ率10%以上」「省エネ量700kL以上」などの要件を満たす必要がありますが、「とくとく・ぶぶぶ」の場合は、こうした条件を満たす可能性が高く、中小企業にとっては補助率が1/2と非常に高く設定されています。

詳しくは、下記ブログをご覧ください。

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最後に

今後ますます求められる企業の脱炭素対応、そして省エネ投資。
「とくとく・ぶぶぶ」は、単なる排水処理装置ではなく、**排水からエネルギーを生み出す革新的な“資源循環型ソリューション”**として、食品・化学・製造業を中心に高い注目を集めています。

この機会に、補助金制度をうまく活用し、エネルギーコスト削減、環境負荷低減、ブランド価値の向上へとつなげてみてはいかがでしょうか。

製品や補助金制度に関するご質問・ご相談は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。

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