【導入事例】回転児雷也 実施例3 – 回転児雷也 + 加圧浮上

回転児雷也の後段に加圧浮上装置を配置することで、低ランニングコストで効率的な処理システムを実現します。特に、高濃度排水の処理において、コスト削減と管理作業の軽減が可能です。本事例では、洋菓子製造業における導入例をご紹介します。

業種:洋菓子製造業

【課題】洋菓子製造業において、排水処理を河川放流基準までクリアするためには、通常、活性汚泥法と加圧浮上装置を組み合わせた高精度な処理が必要でした。しかし、活性汚泥法は汚泥が多く発生し、管理が煩雑になるため、ランニングコストや運転管理の負担が課題となっていました。加えて、より効率的で低コストな処理システムが求められていました。

実施例

業 種: 洋菓子製造業
排水量: 1200m3/日
設 備: 回転児雷也R-75型(240m3)×4基

水質

原水放流規制値
P H:5~77.35.8~8.6
BOD:2500820 mg/L
S S:600430 mg/L
n-H:400310 mg/L

導入後の解決

回転児雷也と加圧浮上装置を組み合わせることで、活性汚泥法と比べて格段に少ない汚泥発生量で、河川放流基準をクリアすることが可能となりました。また、汚泥発生量が少ないため、管理作業も簡素化され、運転コストが大幅に削減されました。回転児雷也は高濃度排水でも閉塞せずに安定稼働し、後段の加圧浮上装置を無薬注、もしくは高分子凝集剤のみで運転可能とすることで、処理コストのさらなる削減を実現しています。活性汚泥法と比較して運転管理も容易で、効率的で経済的な排水処理が可能になりました。


後段加圧浮上

通常、生物処理の前段に加圧浮上装置を配置しますが、回転児雷也は高濃度排水でも閉塞することなく稼働できるため、後段に加圧浮上装置を設置可能です。

低ランニングコスト

回転児雷也で負荷を低減してから加圧浮上処理を行うことで、少ない薬剤量での処理が実現。これにより、ランニングコストが大幅に抑えられます。

汚泥発生量の削減

回転児雷也を使用することで、汚泥の発生量が減少し、処理コストを削減できます。また、汚泥管理の手間も軽減されます。

河川放流対応

回転児雷也の後段に加圧浮上による処理を組合わせることで河川放流にも対応することができます。活性汚泥を用いない処理であり、煩雑な汚泥管理やバルキングの発生が全くないシステムが実現できます。

Super DAF の活用

弊社の「スーパー加圧浮上装置」と高分子凝集剤「デンハーフロック」、および「高分子自動溶解装置」を併用することで、さらに効率的で安定した処理システムが構築可能です。

排水処理を河川放流基準までクリアする効率的で低コストな処理システムをサポート

「回転児雷也」と「スーパー加圧浮上装置」の連携により、厳しい水質基準を満たしつつ、運転コストと管理負担を大幅に削減しました。さらに、汚泥発生を抑制し、持続可能な処理環境を実現しました。

弊社よりメッセージ

株式会社エイブルは、排水処理分野における豊富な実績と専門技術を基に、お客様の環境負荷低減とコスト削減をサポートいたします。現場のニーズに合わせた最適なソリューションで、持続可能な未来を共に築き上げます。

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