回転児雷也は、余剰汚泥転換率が低いため処理水のSSを低く抑えることが可能で、下水放流時には沈殿などの固液分離装置を設置せずに直接放流も可能です。本事例では、ファミリーレストランのセントラルキッチンにおける導入例をご紹介します。
業種:ファミリーレストランのセントラルキッチン
【課題】ファミリーレストランのセントラルキッチンにおいて、下水放流は下水料金がかかる一方で水質の規制値は比較的緩やかです。そのため一定の処理水質を保ちつつ、ランニングコストの削減や運転管理の簡素化が求められます。
実施例

業 種: ファミリーレストランセントラルキッチン
排水量: 360m3/日
設 備: 回転児雷也R-38型(60m3)×2基
水質
原水 | 放流 | 規制値 | |
---|---|---|---|
P H: | 4.8 | 7.3 | 5.8~8.6 |
BOD: | 1080 | 38 | 300 mg/L |
COD: | 430 | 40 | – mg/L |
S S: | 245 | 54 | 300 mg/L |
n-H: | 180 | 3 | 30 mg/L |
導入後の解決
回転児雷也を新規設置したことで、必要以上に水質を綺麗に保つコストを抑え、半分程度の処理精度で下水放流基準を満たすことが可能となりました。また、回転児雷也は低い余剰汚泥転換率を持つため、処理過程で汚泥をほとんど発生させず、廃棄物処理コストも削減されました。さらに、運転管理が簡便化され、煩雑な汚泥管理や薬品管理が不要になったことで、メンテナンス負担も大幅に軽減されています。これにより、現場での運転管理が容易になり、低コストで安定した処理が実現しました。

回転児雷也は、余剰汚泥転換率が低いため、適切な条件下で発生するSS量が下水放流基準を下回ります。そのため、沈殿槽などの固液分離装置が不要となり、処理水を直接下水に放流することが可能です。
固液分離を行わないため、廃棄物としての余剰汚泥が発生せず、凝集や脱水工程も不要です。これにより設備費やランニングコストの大幅な削減が可能となります。
汚泥管理や薬品管理、脱水機の運転が不要であるため、運転管理が非常に容易になります。煩わしい汚泥処理が不要なシンプルなシステムです。
回転児雷也を直列に配置することで、水温が15~20℃以上の場合、多くの油脂を分解できます。連続洗浄機構によって閉塞を抑制できるため、油脂排水処理もスムーズに行えるのが回転児雷也の特長です。
運転管理を効率化しながらも下水放流基準を満たすシステムをサポート
回転児雷也は余剰汚泥転換率が低いため、処理水のSSを低く抑えることができます。下水放流時は沈殿などの固液分離を行わずに、直接放流も可能です。
弊社よりメッセージ
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